うちの息子は今3歳7ヶ月ですが、赤ちゃんのときからよく笑う子で、歩くのも早かったし、言葉が出るのも早かったので、なんの問題もなく成長してくれていると思っていました。
でも先日受けた3才児検診で「ちょっと気になることがある」と保健師さんに指摘されてしまいました。
「お母さんも普段から息子さんのことで気になってることないですか?」と聞かれ、
- 他の子と比べるとなんだか落ち着きがない
- 先生の話がじっと聞けない
- すぐにどこかに遊びに行ってしまう
- 自分のことばかり話して人の話を聞かない
- 保育園で友達と遊ぶのも苦手
- 集団行動もいつも3歩くらい遅れてしまう
と思っていることを伝えると
「もしお母さんが良ければ発達相談教室に行ってみませんか?」と誘われました。
「うちの子が発達障害??」
そんな言葉がよぎりましたが、うちは夫婦共働きで相談できる機会も少ないし、勇気を出して発達相談をしてみることにしました。
発達相談教室へはじめて電話してみた
「発達相談教室で何をしてもらえるんですか?」と保健師さんに聞いてみると、保育園での息子の様子を見に行ってくれるとのことでした。
というのも、実は普段おうちで落ち着きが無い子も保育園や幼稚園での集団生活の場ではきちんと先生のお話が聞けたり、集団行動ができる子も多いそうなんです。
さっそく次の日、ドキドキしながら発達相談教室に電話をしてみると、ひとりの年配の男性が電話に出ました。
私が「あの~、市の3歳児検診でそちらの案内をされて電話したんですが…」
と切り出すと
「どうされましたか?」と言われたので、
「3歳の息子の落ち着きがなくて、今保育園に通っているんですが、保育園での様子をそちらで見に行ってくださると聞いたので、お願いしたいんですが…」
と伝えると
「分かりました。じゃあいくつかお聞きしたいんですが・・・」と言われ、子供の年齢や性別、名前、誕生日、通っている保育園を聞かれました。
そのあと、男性から
「では職員を手配しますので、先にお母さんから保育園に「発達教室の者が保育園に伺う」旨を伝えてください。その後こちらから保育園に連絡し、日程の調整をします。」
と言われました。
保育園に報告
次の日、保育園の園長先生に直接経緯を相談すると
「いつ(発達教室の人に)来ていただいてもいいですよ。お母さんの心配がなくなるといいですね。」
と言ってもらえたので、発達相談の先生に電話をしてその旨を伝えました。
すると、
「では日程が決まったら担当者から連絡差し上げます」と言われ、一旦連絡待ちとなりました。
2日ほど経ってから発達教室の女性の先生より連絡があり、
「発達教室の○○です。△△くんの様子を保育園に見に行きたいのですが、×月×日はいかがですか?」
ときかれOKすると、
「では保育園に行ったあとまたお母さんに連絡するのでお待ち下さい。」
と言われ、
「いよいよ保育園に行って息子の様子を見てくれるんだ」
とドキドキしながら電話を置きました。
発達教室の先生が保育園に見に行ってくれた
約束していた保育園の見学日が終わった翌日、発達教室の先生から連絡がありました。
「保育園での△△くんの様子を見に行けたので、次はお母さんと面談したいんですが、ご都合のつく日ありますか?」
と聞かれ、都合のつく日でなるべく早い日を指定しました。
電話では保育園での様子を聞くのが怖くて、日程の約束だけをして電話を切りましたが、内心は本当にドキドキでした。
「もし発達障害だと言われたらこれからどうしたらいいのか?保育園を卒園して小学校に上がったとき、友達となじめるのか?いじめにあったりしないのか?」
とってもとっても気になりました。
そしていよいよ調査の結果を聞きに行く日、息子をつれて発達教室に行きました。
(息子は連れて行かなくても良かったみたいですが、ちょうどその日少し息子が風邪っぽかったので連れて行ったんです。)
発達相談の結果
発達教室は学童や児童館のような感じで、発達に少し心配があるお子さんが通う学校のような役割もあるとのことでした。
保育園を見に行ってくださった先生が迎えてくださり、子供が遊ぶスペースのある個室に連れて行ってくれました。
息子を遊ばせてる間に先生に発達相談の結果を聞くと、
「いまのところ発達障害と断定するほど気になる点はありませんでした。まだ3歳ですし、4歳5歳になると落ち着いてくる子もいるので、様子を見ていただく形でいいと思いますよ。」
と言っていただけました。
ほーっ……ε-(´△`*)
よかった…
よかった…
ヨカッタ・・・!!
一安心でした。
保育園での様子を聞いてみると、一人だけ特別変な行動をしているわけでもなく、先生の言うことも聞いているし、一人で遊ぶのが好きなようだけどたまには友達とも遊んでいるとのことでした。
どちらかというと友達よりも先生と遊んでいることの方が多いようで、先生のほうが友達よりもうちの子の思いを汲み取ってくれるから、そのようにしてしまうみたいです。
注意するように言われたこと
発達障害とはまだ確定しなかった息子ですが、発達教室の先生に、「ここが苦手みたいなので注意してください」と言われたことがあります。
それが
「うちの息子は気持ちの切り替えが苦手」ということ。
たとえば保育園の先生がみんなに「お片付けするよー!」と呼びかけると、他の子はサッと片付けに入れるのですが、うちの子は遊びに夢中になってしまってパッと片付けに入れないようです。
気持ちの切り替えが苦手なんですって。
なので、なかなか集団の中でみんなと一緒に動いてくれないときは息子の目を見て、「今お片付けの時間だから△△くんもみんなと一緒に片付けしようね」と丁寧に言ってあげること。
こうしてあげるとちゃんと動けるようになるとのことでした。
発達相談の先生から保育園の先生にもそのことを言ってくださったようで、保育園の先生も気にして息子に話しかけてくれるようになりました。
この積み重ねでどんどん「今はみんなとお片付けをする時間なんだな」「もう遊びは終わりなんだな」
なんかうちの子は集団に向かって「みんなコレやってねー」とか言われると自分のことじゃないと思ってしまうみたいです。
だから話を聞かずに自分のやりたいことをやってしまうとのこと。
普段と違うことをするのが苦手
「気持ちの切り替えが苦手」と言われた我が息子ですが、もうひとつ、普段やっていることと違うことをやると混乱してすぐに動けなくなってしまうそうです。
たとえば、つい最近うちの保育所では「体操教室」が始まったんですが、先生が「さー体操はじめるよー!」と声をかけると他の子は先生のところにパーッと走って集まるそうなんですが、うちの子は「キョトーン(・o・)」と固まっていたみたいです。
あと夏のプールが終わってお外への散歩が再開された時も「散歩に行く」という行為がすぐに理解できなかったみたいで行動が遅かったみたいです。
こんなふうに普段やっていることと違うことをやることになってしまうと皆と同じ行動をするのに時間がかかってしまうようです。
すぐに姿勢がくずれてしまう
あと発達相談の先生が気になったこととして、うちの子はじっと座っているのが苦手な様子。
他の子はシャキッと座って先生の話が聞けるんですが、うちの子は椅子に座っててもすぐに腕を机にくっつけてダラー(つ∀-)っとしてしまったり、姿勢がくずれて足を前に投げ出したりしてしまって先生に直してもらっている様子が見受けられたとのこと。
実はその原因はハイハイの期間が短かったことが影響していることがあるんだそうです。
赤ちゃんはハイハイ期間中に筋肉、骨が発達するそうで、その期間が短いと背骨がちゃんと発達しきれずに成長してしまうそうなんですね。
なので、シャキッと座るのに疲れて姿勢が崩れてしまうと。
その対処法として普段の遊びに「四つん這いの遊び」を取り入れるといいと教えてもらいました。
うちの子は9ヶ月位で歩き始めてたので「この子運動神経いいのかも♪」なんて喜んでいたんですが、そうじゃなかったみたいです^^;

さいごに
今回息子は発達障害と判定されずに済んでホッとしました。
また「頭を切り替えるのが苦手な子」と教えていただいたことで、子どもとの向き合い方がわかった気がします。
原因がわかってすごく安心できたし、これから息子とどう接していけばいいか、私も学ぶことができました。
「もう3歳」という気がしていましたが、【まだ3歳】なんですよね。
そう思ってゆっくり自分の子供の成長と向き合っていきたいなと思いました(^^)
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